みかんの日々日記

日常のことを綴っています

北海道限定?

本日の夕食のおかず、たらここんにゃく。
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このくらいの時期になると、北海道では「まだらのこ」が出回ります。
「まだら」は「斑」ではなく「真鱈」のこと。
ようは「たらこ」なのですが、一般的な塩漬けたらこはスケソウダラの子。
北海道ではそれよりも大きい真鱈が捕れるので、その卵がまだらのこ。
これは塩漬けじゃなく、煮て食べます。
なので北海道では一般的なたらこは「すけそのこ」、煮て食べる方は「まだらのこ」または「まだらこ」という言い方をすることもあります(地域によって違いますが)
このまだらのこ、生で売っている時には少々グロテスクに見えるかもしれません。
でも美味しいのよ〜♪
北海道に人間に取ってはソウルフード。
普通にスーパーの総菜売り場でも売っています。
作り方はつきこんにゃく(これも北海道辺りでしか売ってないらしい。糸こんにゃくよりも太い、ところてんをつくのと同じような器具を使ってついたこんにゃくです。)を油を入れずにから煎りして、そこに酒、しょうゆ、砂糖、味醂などの調味料を入れて煮立たせ、まだらのこを入れて煮ます。
ウチは酒も味醂もなかったので水を代わりに使い、臭み消しにショウガを入れました。
美味しく出来た♪
でも初めて食べる子供達にはあまり好みに合わなかったようです。
次に作る時には親だけで食べるか...。
なかなか小さいサイズで売っているまだらこがなくて、今回は丁度いいくらいのサイズのが売っていて初挑戦でした。
つきこん一袋でだいたい250グラムほど、それに対して150〜200グラムのまだらこでちょうど良い感じです。
糸こんにゃくでも出来ると思います。
卵もこの時期に出ますが、同時に白子もこの時期に出ます。
たらの白子は「たち」と言って、味噌汁やすまし汁に入れたり、鍋に入れたりします。
これもすけそうの白子とまだらの白子は大きさが違っていて、それぞれ「すけだち」「まだち」と呼ばれます。
見た目が脳みそのようなので、嫌う人も多く、ウチの男性陣には不人気。
私は海岸育ちなので抵抗なく食べられますが、とくに大好きというわけでもないので何年も食べたことはありませんが。
あ、たまに外で鍋をいただくと入ってることはありますね。
まだちの方が大きくて高級品。
北海道の冬の味覚です。