みかんの日々日記

日常のことを綴っています

今年も終わりました!

毎年恒例、小学校の読書週間が終わりました〜!

上の子が小学校に入学した年から、なんと11年活動させて頂いておりますボランティアの読み聞かせの会。

旭川はこういうボランティアが盛んに行われている地域ですが、年に一度の読書週間に、国語の授業を1時間頂いて読み聞かせをさせて頂いているのは、我が校のみだそうです。

今年も楽しんでくれたかな?

恒例の、今年読んだ本を紹介していきます。

Amazonで検索できるものは載せていきますので、少々長くなりますが、お付き合いください。

 

一年生

 

ほしをさがしに (講談社の創作絵本)

ほしをさがしに (講談社の創作絵本)

 

 

絵がとても綺麗で、精密でありながら動物たちの表情やポーズが可愛らしく描かれています。

流れ星に願いをかけると叶うと聞いたねずみくんが、流れ星が落ちるのを発見して、願いをかけようと落っこちた流れ星の足跡を追いかけると…?

とってもほのぼのするいいお話です。

 

だいくとおにろく

だいくとおにろく

 

 

必読にもなっている昔話から。

なかなか昔話も読む機会が無いので、ひとつは入れたいと入れたもの。

幼稚園でも大概置いてある本なので、読んだことがある子もいましたが、時分で読むのと読んで聞かせてもらうのは違うものですし、また年齢が違うと受け取り方も変わってくるものです。

みんな真剣に聞いてくれました。

 

チキンライスがいく。

チキンライスがいく。

 

 

お笑い系もひとつ入れたいところ。

ナンセンス本です。

チキンライスに足が生えて(!)歩いていくシュールさに反応は上々。

選んだ側としては、してやったりの(笑)出来でした。

 

おおかみのおなかのなかで (児童書)

おおかみのおなかのなかで (児童書)

 

 

こちらは今年、大型紙芝居を制作。

繊細な絵柄で、なかなか時間もかかりましたが、出来は良かったようで、子供たちからも絶賛でした。

内容もナンセンスで楽しいので、引き込まれて見てくれました。

 

 

2年生

 

せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし

せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし

 

 

教科書にスイミーが載っているので、レオ・レオニの作品から。

とても絵柄がきれいな作品です。

成長するにつれて受け取り方が変わってくるレオ・レオニの作品は先生にも反応が良いです。

 

 

こちらは私が読ませて頂きました。

自分のいいところをさがしましょうという授業で、お母さんや友達のいいところはたくさん見つかるのに、自分のいいところは全く見つけられないそうたくん。

泣きそうになりながら、先生にぼくはいいところがありませんというそうたくんに、先生は…。

本編だけ読むと、良い先生の話って感じになってしまうので、あとがきまで読ませて頂きました。

みんないいところがありますよ。

 

あと2冊は1年生とおなじ、チキンライスとおおかみのかみしばいです。

 

 

3年生

 

アイヌとキツネ (アイヌの絵本)

アイヌとキツネ (アイヌの絵本)

 

 

北海道はアイヌとの繋がりが深い場所なので、去年に引き続きアイヌのお話をひとつ。

鮭を取ろうとしてアイヌに追い払われたキツネが、老人に必死に訴えます。

自然のものは誰のものでもない。

全ての生き物に平等に神様が与えられるものなのです。

 

 

なまえのないねこ

なまえのないねこ

 

 

絵を描いたのは「ネコヅメのよる」という絵本も書いている方で、リアルで緻密な絵柄の中に、ちょっとクスッとくる細かいネタが散りばめられていて、絵を見るだけでも楽しい本です。

ほかの猫はみんな名前があるのに、僕にはない。

自分でつけたらいいじゃない?と言われて、名前を探し始めた猫。

でも、本当に欲しかったのは名前じゃないことに気がつきます。

 

 

ほげちゃん

ほげちゃん

 

 

出たばかりの頃に、こんな面白い本がある!と読書週間で読んだことがある本です。

その時代の子たちはみんなもう卒業してしまったので、改めて出してみました。

この本も細かいところが楽しい本です。

ほげちゃんぬいぐるみの作り方も載ってるよ(笑)

 

最後はおおかみのかみしばいでした。

この学年でもとても反応良かったです。

 

4年生

 

しにがみさん

しにがみさん

 

落語絵本です。

ここ何年かやりたかった念願の落語絵本を読まさせて頂きました。

オチが説明しなくてもちゃんとわかってくれたのが良かったです。

 

2冊目は名前のない猫、三冊目はほげちゃんでした。

 

どんぐりとやまねこ (宮沢賢治かみしばいの森)

どんぐりとやまねこ (宮沢賢治かみしばいの森)

 

 

今年も宮沢賢治原作のものを。

こちらは紙芝居で読みました。

子ども向けに少し端折って短くなっています。

 

5年生は4年生のと全く同じなので端折ります。

 

6年生

 

ちっちゃい こえ (単品紙芝居)

ちっちゃい こえ (単品紙芝居)

 

こちらも紙芝居です。

広島平和記念館に展示されている原爆の図という連作の絵から抜粋されたものに、アーサー・ビナードさんが物語をつけたもの。

毎年6年生には、平和を考える作品をということで、今までにも戦争を題材にした本や原爆の写真を使った作品などを取り上げてきました。

みんな真剣に聞いていました。

 

2冊目は2年生にも読んだ、せかいいちおおきなうちです。

年齢が上がると受け取り方が変わります。

きちんとお話の趣旨を理解した聞き方をしてくれたようです。

 

 

こちらは去年、一作目のオニのサラリーマンを読んだので、初の続編にチャレンジ。

実は去年はとても反応が悪く、リベンジの挑戦でしたが、今年はなかなか反応よく、面白いところを発見してウケてくれました。

リベンジ大成功!

 

そして最後には6年間に読んだ本を全て並べて紹介。

一年生の時の本を覚えていてくれる子もいて、とても嬉しく思いました。

最後には各クラスの代表の子たちが、感想を発表してくれたのですが、六年間読み聞かせをしてくれてありがとうございましたと言ってくれて、感動で涙が出そうになりました。

こちらこそ、6年間、プロでもないただのおばちゃんのお話を真剣に聞いてくれてありがとうございました!

 

さあ、来年もがんばろう!