みかんの日々日記

日常のことを綴っています

ようやく解決したこと

身内の問題です。

もう少し早く進むかと思ったのですが、色々あってなかなか終わらず、先日やっと終わったので、まぁご報告でもないのですが、自分の中でも整理したいので、こちらで書き留めておきたいと思います。

長文になると思います。

 

まず、私の両親は離婚しております。

私が中学生の時で、母が家を出ることになり、私と兄たちは父の籍に残りました。

この時から、私はほぼ母に会っておりません。

一度だけ、置いていった荷物を取りに来た時に会ったっきりです。

父はその後、男手ひとつで私たち兄妹を育ててくれましたが、還暦の年に割と早くに亡くなりました。

そして、音信不通の母が、先日亡くなったと某市の市役所から、5月の中旬に連絡が来ました。

市営住宅で一人住まいだったらしく、役所の方で遺骨を保管しているとのことでした。

ここから先の話は、娘として冷たいかもしれません。

私としては、何十年も関わりを持たなかった母であり、しかも世間はコロナ騒ぎですし、仕事もあり、とても片付けも行けないし、遺骨を受け取ったところで、埋葬する場所も費用もありません。

その旨、役所へ連絡して、相続放棄の手続きを取ることにしました。

旦那に全て説明して、相続放棄することで費用がかかるけれどもいいだろうか?と相談すると、知り合いの弁護士さんがいるから相談してみようということになりました。

 

ここからは細かい手続きの説明です。

相続放棄は代行手続きしてくれるところもありますが、その場合の費用はだいたい3万円〜5万円くらいが相場だそうです。

弁護士さんに相談に行くと(知り合いだったので、初回無料で相談にのってくれました。知り合いでなくても、初回30分無料相談などやっているところもあります。)、話を聞いた上で、母の生前の生活状況がわからないこと、もしも負債があった場合に大変なので、相続放棄はした方がいいと言われました。

相続放棄には期限が死亡を知ってから3か月以内となっているので、早めに手続きするようにと言われました。

手続きはそれほど難しくはなく、家庭裁判所から用紙を取り寄せ(パソコンからダウンロードできます。この時はサービスでダウンロードまでしてくれました。)、必要事項を記入して、必要書類を添えて郵送でもいいので提出。

そう聞くととても簡単なことのように思えました。

一月もあれば終わると思ったのですが、必要書類が中々手強かったのです。

まず、母は離婚したあと、再婚していて名字が変わっていました。

なので、私との繋がりを示すために、戸籍を遡って取得しなければなりませんでした。

まずは父の戸籍を取ります。

ここで既に問題があり、父は離婚後、本籍を移していたので、そこに母の名前が出てこないのです。

戸籍に載っている元の戸籍を取り寄せます。

市外なので、郵送で市役所にある戸籍証明の請求書と定額小為替で料金(1通750円でした。)と返信用封筒を送り、取り寄せます。

そこに母の名前があることを確認し、離婚後の母の移動した戸籍を取り寄せ、そこから再婚後の母の戸籍をまた取り寄せ、ようやくたどり着いたところで、除籍謄本と附票を取り寄せ。

それだけで一月かかってしまいました。

それで全ての書類(弁護士さんに全部コピーして自分で持っておくように言われました。)

相続放棄の申述書を記入し、家庭裁判所に送ります。(800円分の収入印紙を貼り、連絡用の切手を同封します。)

この時、気をつけなくてはいけないのは、死亡を知った日を記入すること。

その日から3ヶ月がカウントされるので、間違って死亡した日を書かないようにとアドバイスされました。

先日、それがようやく受理されましたので、改めて申述証明書を取り寄せ(150円分の収入印紙と返信用切手同封)、それが届いたら連絡を頂いた市役所に送って、やっと全てが終わります。

遺骨に関しては、兄の方とも意思確認が取れたので、市の共同墓地に埋葬していただきました。

 

娘として、冷たい対応だったでしょうか。

でも、母には母の人生があったと思うし、私にも私の人生があります。

いつかもしかしたら会うことがあったら、どういう顔で会うのだろうと思いながら暮らしてきました。

愛がなかったわけではないと思っています。

 

母の冥福を祈ります。